第11章 頼れる仲間
身動きが取れずに居ると
探次が飛びついてきて後ろに飛ばされた
さっきまで自分のいた場所に呪霊が立っている
地面は陥没していた
あれに当たっていたかと思うと背筋が冷たくなる
俺はひおりにしせんをおくるとチャックを下ろし一言発した
「動くな」
辺りの空気が固まったように呪霊は動きを止めた
「御饌都!こい!」
銀色の狐がまた現れる
「汝、命を与える
答えろ!…御饌都!」
「承った」
ニィと狐は笑う
「喰え」
狐は呪霊とは桁違いの速さで呪霊に食いつく
すごい…見えなかった
狐が呪霊を食いつくし生得領域が消える
なんて頼りな仲間が増えたものか…
狗巻は廃ビルに入る前の心配が杞憂であったことにようやく気がついた