第11章 頼れる仲間
ー狗巻sideー
今日は新宿にある廃ビルになった建物
大通りの近くとは思えないくらい
かなり廃れていて心霊スポットとして有名だ
これも呪いのせいで誰も立ち入らないのが原因だろう
「ツナツナ」
〔帳降ろせる?〕
「帳ですね
任せてください
闇より出てて闇より黒く
その穢れを禊ぎ祓え」
ひおりの言葉と共に空が黒くなる
元々呪術を教えられているとは
聞いていたがかなりできるな…
「汝、我の呼び掛けに答え給え
探次」
黒い狐が現れた
「ツナ!」
〔もふもふ!〕
「探次は嗅覚が敏感で呪霊に反応します
なので探次を先に行かせましょう」
「しゃけ」
〔わかった〕
この子…慣れすぎていないか…?
12歳の子供とは到底思えない
一体どんな生活を送っていたのだろうか…
考えていてもわかるものではない
今はとりあえず探次について行こう