第11章 頼れる仲間
何だか今ならびっくり人間ショーにも出られそうだ
手早く朝食を準備し
集合場所を確認する
これなら式神に連れてってもらう方が早そうだ
天狐を取り込んだ今天狐の手下…らしい
式神も使役できるようになった
「よし、でーきた」
ずっと食べてみたかった
フレンチトースト
昨晩から仕込んでおいたおかげで
ぷるぷるふわふわな仕上がりになっている
実家では和食しか出して貰えず
久我に頼み込んで買ってきてもらった雑誌で見てから
いつか自分で作りたいと思っていたひとつだ
今思えば久我には色々迷惑かけてたな…
「お…おいしい…」
感動のあまり思わず声が出た
「天狐も食べてみる?」
『あては甘いもんはいらん
ふれんちとーすとやらよりあぶり餅が食べたい』
「あぶり餅?」
『あぶり餅知らんのか!?』
天狐は甘いもの食べないのか…
するとアラームがなる
「もうこんな時間!」
家を出ないといけない時間にアラームをセットしておいて良かった
このままだと天狐と話していて遅刻する所だった
急いで朝食を食べ終え
荷物を持つと外に出る
「汝、我の呼び掛けに答え給え
迦楼羅(かるら)」
迦楼羅は鳥のような式神で
どこかに移動する時に乗せてくれる
本当は毒を消したり雨を司る優秀な式神だ
「今日はよろしくね」
私は迦楼羅に乗ると狗巻先輩と会う集合場所に急いだ