第7章 そして動き出す
ー宿儺sideー
どこか心地よいと思えるほどの呪力
わしはこの呪力を知っている
まさか…信じられないがあいつがここに居るのか
俺を置いていったあいつが…
俺は呪力の後を辿り走った
何人かの呪術師を押しのけ
たどり着いた先には薄暗く
奥の壁に女が磔られているのがうっすらと見えた
周りでは呪術師達がざわついている
「天狐…なのか…?」
力なくぐったりとしていた狐耳がピクっと反応する
その時女の喉元に突き刺さっていた
杭がぐらぐらと動き出した
「封印が解けるぞ!
術式を唱えろ!」
何人かの呪術師達が術式を唱えるも
あっけなく杭は抜かれてしまった