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短編集

第2章 鋼の錬金術師*エドワード・エルリック 「その表情の下に」


今回の任務は護衛と監視。

監視、というのは、エルリック兄弟がどのような旅をし、どのような人々と巡り出会っているのかを確認して来い。とのこと。まぁ、マスタングとしてもまだまだ子供である彼らを親心で見守っているつもりなのだろう。

護衛、というのは、その名の通り護衛である。今まで護衛などつけていなかったのに急につけ始めたことにはちゃんとした理由がある。
マスタングの元にこんな手紙が届いたのである。
『鋼の錬金術師の秘密を知っている。バラされたくなければ今すぐに国家錬金術師をやめろ。やめないのであれば、彼らを殺し、秘密を世間にバラす。』
とのことだった。

このことを本人に伝えても彼は国家錬金術師の資格を手放すことはないだろう。
むしろ、この手紙の主を見つけ出して暴力沙汰を起こしかねない。それこそ資格剥奪につながるかもしれない。
彼らが殺されるのも困るので、志弦という護衛をつけたのである。

ちなみに監視任務には彼らがまた変な問題を起こさないように見張ることも入っている。
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