第2章 幼馴染。【黒尾鉄朗・孤爪研磨】
研磨side☆
は焦り出すと周りが見えなくなる
自分の頭の中であーしなくちゃこーしなくちゃとか勝手に考えが膨らんで、必死になって、周りを巻き込んで、大変な事になる
クロは俺達が居るんだから大丈夫だろって言ってるけど・・・
できたら大変な事になる前にを止めておきたい
じゃないと、俺達が大変だから
「買ってきたよー!」
黒「おー、悪かったな」
研磨「ありがと」
「ううん!ねぇ!私決めたよっ!!」
研磨「・・・・何を・・・?」
黒「言ってみろ」
「私っ!!恋するよっ!!」
黒「バーカ!そんなのより今は部活に集中しとけ」
「クロだって彼女居るじゃん!!」
黒「・・・・」
研磨「何で恋したくなったの?」
「だって私・・・まだ恋したことない!!」
はクロの事が好きなんだと思ったけど・・・違ったんだ・・・
でも、恋したいって・・・・
研磨「そんなすぐできるもんなの?」
「わかんない!した事ない!!クロと研磨は?研磨だって好きな子くらいいるんでしょ!?」
黒「そうなのか研磨?」ニヤリ
研磨「・・・もう俺の話しはいいよ!クロだって彼女居るんでしょ!!」
「クロはどうやって彼女の事好きになったの!?」
黒「誰も居るとは言ってねーだろ」
「え、居ないの?でも好きな子は居るんでしょ?どんな子??」
黒「・・・・・・アホでバカだな」
「何それ?何でそんな子の事好きなの?」
黒「さぁな」
研磨「・・・・・」
アホでバカ・・・・
やっぱりクロはの事が好きなんだ
もクロの事好きになればうまくいくのに・・・
俺はそうなったら嬉しいけど・・・
でも・・・・二人が恋人同士になったらって考えると・・・・
モヤモヤする
本当はわかってる
自分がをどう想ってるかなんて・・・
けど俺には無理だから・・・
だったらせめてクロとうまくいってほしいな