第7章 激裏■捕食者はどっち?■狼77号と兎66号
『……ひっ』
キスをして頭がぼんやりしてる私を押し入れから引きずり出して寝室のベッドに私を運んで。組み敷いた後には器用に……森の中の時のように服を剥いでいく。
今度は口も追加して、噛んで服を剥いだり、グルーミングを挟んだり。それがなんだかたまらなくて抵抗するに出来なくて。
そんなにぺろぺろと首筋や胸を舐められてしまったらせっかく抜けかけた繁殖期のムードが戻ってきてしまう。
じわじわと昂ぶる衝動。
草むらの交尾を思い出してへこへこと組み敷かれながら私も腰を振っていた。完全に繁殖期になってしまったようだ、この盛り兎のせいで。
「ホラ、四つん這いになれよ……ってか案外、期待してんだな?お前…」
『早くっ、早く来て……っ!もっと、私、きもちいコト……知りたい…っ』
「……そうかよ、じゃあもっとイイこと教えてやるぜ」
じわじわと蝕む熱は抵抗という思考を溶かしていく。
2度目の体内に侵入されて、3度目、4度目……重なる度に芽生えるモノが完全に抵抗をさせなくさせていた。
それどころか…吠えるはずの声は子犬の様に情けなく、きゅうん、きゃうんと鳴いたことの鳴い声を出してゾンビマンを受け入れていってる。
完全に私は、このゾンビマンの番…、交尾相手に適合していた。回数も多いと理解しててもそれを受け入れてしまう自分がいる。
『ひゃあっ…うんっ!んあっ、あっ…!』
「くっ、締め付けすぎるんじゃ、ねえよ…っ!あっ、」
どくっどくん……。接合された最奥でどぴゅどぴゅと出されているのか、性器が跳ねて居る。
その吐き出す間、しっかりと私の腰にゾンビマンはくっついて少しでも多くの精子を子宮に届けようとしている。
「ふー……っ、疲れた、寝るか…」
『……もっと。もっとシて欲しい、いっぱいいっぱい中にシて欲しい…っ』
尻尾を降ってゾンビマンを押し倒す。
首筋に甘噛して、ぺろぺろと舐めてもっと欲しくなってねだる。もっと兎の子種が欲しい、狼が狼の子を孕めだなんてクソ喰らえだ、私はこの兎との子孫が欲しい。
ゾンビマンははあー、とため息を吐いた後ににやりと笑った。
「そっちがその気なら別だ、良いぜ、やってやる。泥仕合は得意だからな、狼と兎のガキたくさん孕んで産みな」
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