第97章 悲しい結末1
貴方side
伴場「で、でも、DNAはぴったり一致したわけじゃないんだろ?毛利からもなんか言ってくれよ!」
安室「ほぼということは…残っていた皮膚が雨や泥などで汚染され、完全なデータが取れなかったんだと思いますが…血縁者じゃない限り、ほぼ一致はありえない」
…ほぼ一致する……血縁者………まさか、2人って……いやでも、そんな事って…
安室さんに殴りかかる伴場さんを、咄嗟に止める
ガシッ
伴場「!?」
貴「落ち着いて下さい。まだ貴方が犯人と言ってるわけではないです……ね、小五郎さん!」
小五郎「え!?あ、えっと…そ、そうだな!」
伴場「毛利…星川ちゃん…」
私は、ある事を陣平さんと研二さんに頼み事をする
貴「あの。私が気になってる事で、調べてほしい事が」
松田「?」
貴「……私の予想が正しければ、この事件は…悲しい結末ですけどね」
萩原「……分かったよ、急いで調べてくるね」
安室「…」
★★
陣平さん達に頼んでる間、伴場さんはもう一度DNA鑑定を受けていた
予想通りなら、多分初音さんと同じだ…
コナン「…」
貴「新一…何か見つけた?」ボソ
コナン「いや、伴場さんって確かケーキを踏んでたなって。その靴で、こんな雨の中出たら消えるだろうし」
貴「!……それ、彼が犯人じゃない証拠にならない?」
コナン「…ああ。お前こそ、あの2人に何頼んでたんだよ?」
貴「ちょっとね」
新一にコソリと考えてる事を話す、すると
コナン「……流石だな。俺も、同じ事考えてた」
貴「…」
どうやら、私達は同じ事を考えていたらしい
☆☆
その後、目暮警部の電話に鑑識から連絡が入った
目暮「たった今、DNAの結果が出て、ヘアブラシのものは伴場さんのものと一致した」
伴場「マジかよ?!」
安室「ではやはり…探偵として雇われた僕を愛人だと勘違いした貴方がそこからくる嫉妬心から殺意が芽生え、彼女が店に帰ってくるのを駐車場で待ち伏せ、車に押し込んで焼殺したとしか思えませんね」
伴場「て、テメェ!」
高木「では、署まで任意同行してくれますね」