第100章 結ばれてはいけない2人2
貴方side
普通、一卵性双生児は男同士か女同士だが、稀に何らかの原因で男女の一卵性双生児が誕生する
その場合、女性はターナー症候群で低身長になりやすい
同じホテル火災で助けられたのを知り、彼女はDNA鑑定で双子かどうかを調べていたのだ
そして…
萩原「怜花ちゃん、予想通りだよ」
目暮「?」
2人に調べてもらい、新たに見つかった汚染されていない付け爪を調べた結果、性別以外ほぼ一致の初音さんのDNAが検出され…双子だと証明された
伴場「初音…っ初音ぇぇ!!」
結果を聞いた伴場さんの絶叫が、雨音を切り裂き木霊する
萩原「…業者の人も、間の悪い時に電話しちゃったね」
松田「…明日2人が結婚するのを聞いたからだろ。取り返しのつかない内に…」
貴「…」
★★
翌日、学校が休みの日いつも通りポアロに向う
貴「おはようございます、梓さ……?!」
梓「あ、おはよう怜花ちゃん。紹介するね、今日から新しく働く安室透さん!」
安室「宜しくお願い致しますね」ニコ
貴「な、な、え…え!?」
ポアロには、エプロンを着た安室透さん曰く零さんが居た
聞いてないけど!?
梓「私、ちょっと店長に行ってくるから!」
そう言いながら、奥に消えていく梓さん
貴「…な、何でここで…」
安室「毛利さんの弟子になる為だよ、一番近いし毛利さんに来た事件に一緒に行けると思って」
貴「…弟子って…」
…零さんには必要ないんじゃ
安室「まぁ、毛利さんに近づくのが一番だが…ここだと身近で怜花を護れるからな。ちょうどいい、宜しくな…俺の事は安室透で宜しく」ニコ
貴「……はぁ…宜しくです」
本日、ポアロに新しく店員が入りました
オマケ
安室「…そういえばここで、スイーツ作ってるのか?……だったら僕は、ご飯系を作ろうか…」
貴「!れ……安室さんの料理美味しいので、絶対人気になりますね!」ニコ
安室「……そうかな//」←かなり嬉しい
貴「陣平さんや研二さんとか、いつも来てくれるので作りがいありますね!」
安室「…そうだな(アイツ等、そんなに来るのか…)」
密かに嫉妬する零さんには気付かない私であった…