第95章 ウエディングイヴ3
貴方side
伴場「自分で言わねぇなら、俺が言ってやるよ。こいつはなぁ、初音とコソコソ密会してた愛人なんだよ!!」
目暮「な、なにぃ?!それは本当かね?」
目暮警部が安室さんに応えるよう催促する。すると、安室さんはクスリと小さく笑う
安室「そりゃあ会ってましたよ。なぜなら、僕は彼女に雇われたプライベート・アイ…探偵ですから」
コナン(探偵…?!)
メガネを外し自ら探偵と言う零さん基安室透さんは、そう言って口角を上げ笑んでいた
それに動揺し混乱していた伴場さんは問いただす
伴場「お、おかしいじゃねぇか!初音に雇われた探偵が、なんで結婚パーティーしてる店で偶然ウェイターをやってんだよ?!」
安室「偶然ではありませんよ」
伴場「え?」
安室「僕がアルバイトとして採用されたこの店を、パーティー会場に選んでもらったんです」
伴場「でも、いったい何のために…!」
安室「もちろん、あなたの動向を監視するためですよ」
伴場「俺を、監視?」
安室「ええ。彼女に頼まれたんですよ。浮気症のあなたに、他に恋人がいないか調べて見張って欲しいと。だからわざとあなたのズボンにケーキのシミを付けたんです。女性に言い寄られないように」
けど、安室さんの証言を証明しようにも依頼者は焼死してしまう
コナンがじっと安室さんを鋭い目で見つめる中、安室さんはサングラスの男が証明してくれると言い出す
安室「僕が彼女に伴場さんの身辺調査の途中経過を報告していた現場に居合わせたようですし…」
目暮「なんなんだねアンタは…!」
?「いや…」
安室「おそらく、彼もまた探偵なんでしょう」
目暮「た、探偵?!」
またもや探偵だという人物が現れ、その場がざわめく