第87章 コナンVS平次 東西探偵推理勝負7
貴方side
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その後、容疑者は喫煙席に座っているという3人に絞られる
彼らの事情聴取は犯人と同じ関西人の服部が名乗りを上げ、彼の要望で行うことになる
1人目は、須貝絡利さん。住まいは米花町のマンション。生まれは東京生まれの東京育ち。ちなみに辛いカレーを食べたらしい
2人目は、甘粕享さん。住んでいるのは杯戸町のアパート。1人目と同じで生まれも育ちも東京。彼は辛かったというラーメンを食べていた
3人目は、東条参平さん。米花町に住んでいるらしく、餃子を少し食べていた。水菓子を食べていた
★★
事情聴取が終わり、私たちは彼らから離れた場所に来た
目暮「…で、今の中に関西人はいたのかね?」
服部「さあ?」
高木「さあって…」
松田「そのためにお前を事情聴取にくわえたんだが…」
服部「まあ分かったのは、みんな辛いもん注文してたっちゅーことくらいや!」
笑いながらそう言う彼に、みんな目を点にして呆れてる
その時、服部や私達のお腹が大きく鳴る
服部「あ〜…そういやここに来てからなんも食べてへんな…」
コナン「そういえば…」
貴「…私も」
世良「僕も」
和葉「怜花ちゃーん!お腹空いてんなら一緒に食べへん?」
蘭「世良さんも」
近くで私達を呼ぶ声が、振り向くと蘭達がご飯を食べていた
どうやら先程の3人が頼んでいたものらしい
貴「凄い頼んでんじゃん」
小五郎「…まぁ正確には、カレーと塩ラーメンを頼んだやつはコーヒーとケーキを食べていて、餃子を頼んだやつはフルーツを注文してキャンセルしてたらしいが…」
コナン(……!なるほど。そういうことか…)
新一は、笑みを浮かべる……どうやら解けたみたい
世良「…(謎は、解けたみたいだね)」
服部「せやから、この中に関西人がおるっちゅうんは分かっとるんや!関西人やったら関西人らしく、腹くくって出てこんかい!」
和葉「平次、むちゃくちゃや!何をそないに焦っとるん?!」
服部「…せっかく自分がリードしてるのに…」
コナン「え?犯人が分かったの?新一兄ちゃん?」
服部「えぇぇぇぇ?!」
コナン「…うん。……うん。……分かった。皆にその推理話してみるよ」