第80章 終幕2
貴方side
蘭「新一、返事して?」
服部「せやから大丈夫や言うてるやろ?」
小五郎「大丈夫なわけねーだろ!?あんなデケェ声出してよ」
和葉「そこどいて!」
蘭「お願い!」
貴「ちょっと皆…」
服部「ア、アカン!アカンねん!!」
私と服部が必死で行かせないように道を塞いでいると、個室のドアが開く
新一「あんだようっせーな。トイレぐらい静かにさせてくれっつーの」
貴「…?!」
蘭「大丈夫なの?」
新一「ああ、出すモン出したら随分楽になったよ」
小五郎「確かに熱は下がったようだな」
新一「でしょ?」
服部「……どういう事やねん?」
貴「知らないわ…」
不思議な私達を他所に、小五郎さんの車で帰る事に
☆☆
数週間後、背中の怪我は治りいつも通りポアロで働いていた
萩原「ええー!?また事件に遭遇したの?!しかも刺されたって」
松田「で、怪我は?」
貴「だ、大丈夫です。今は治ってますよ、傷口も無くなったし」
ポアロの常連客みたいになってる陣平さんと、研二さんに会いながら話すとやっぱり怒られ心配される
蘭「でもっ、あの時は本当に心臓が止まりそうだったんだからね!」
貴「…ご、ゴメン」
コナン(…あの時は、俺も恐怖でいっぱいだったな)
蘭とコナンも、ポアロでご飯を食べに来ており振り返りながら怒られる
あの後新一は、薬の効果が切れ蘭達にバレないようにコナンの姿に戻った
蘭「…でも、よく分かったね。新一が違うって」
貴「…違和感があったんだよね、小さい頃から一緒に居たから。
あの人は、新一じゃない……どんな姿になっても、アイツだけは分かるんだよね」ニコ
コナン(……怜花…//)
蘭(あら……結構、新一といい感じになりそうね)ニコニコ
萩原(……なんとなく…)
松田(あの幼馴染の探偵は……一番の敵になりそうだな…)