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新一の幼馴染は最強美女

第73章 事件の真実1


服部side

服部「ああ…死羅神様は物騒なものを持ち歩いとる身たいやで」

和葉「ほ、ほんなら、あの新聞記者のオバチャンを、工藤君の仕業に見せて刺したんも、死羅神様やの?」

服部「ああ、多分…工藤のこと恨んでるみたいやしな…けど、そうやとしたら、工藤とオバさん、あの家に呼んで待ち伏せせなあかん。せやのに…何で犯人の足跡が家の周りについてないんや…一晩中雨が降って、地面がぬかるんでたっちゅうのに」

小五郎「雨が降る前から、あの家に潜んでたんじゃねぇか?」



服部「アホ!そうやとしても、足跡つけんとあの家から出ることなんか出来ひんで!1年前の事件のこともあったから、昨夜あの家の周り調べたんやけど…家に出入りするには、絶対どっかの土の上を歩かなアカン年!それにや…今朝あの家に救急車と警察が来る前に、家の中探したけど、誰もおらんかったやんけ」

小五郎「た、確かに…」



和葉「救急車?…その救急車と警察…誰が呼んだんやろ。お巡りさん、何か聞いてへん?」

城山「ええ…聞いておりますよ…どちらも同じく…ひどい風邪声の若い男だったと…」


服部「何?!」

和葉「それ、工藤君とちゃう?」


城山「そういえば…新聞記者の河内さんの泊まっている旅館に電話してきたのも、風邪声の若い男で…そちらのほうは、自分の名前を名乗っていたと旅館の主人が言っていました…"工藤新一です!そちらに泊まっている河内さんに取り次いで頂けませんか?"と…」


服部「工藤があのオバさん呼び出して、救急車と警察呼んだっちゅう事か!?」




小五郎「もしかしたらアイツ…記憶喪失のフリして何か考えてるかもしれねぇな…」

城山「河内さんもそのようなことを…」


服部「何?」




城山「昨夜の河内さんのあの一言が気になって…あの後、河内さんの旅館に聞きに行ったら、答えてくれました…"工藤君の記憶喪失はフェイク。絶対何か企んでいる"と…」



なるほど…オバさんの昨夜のあの言葉は、ただカマかけただけやったんか…








服部「…予測でしかないけど、星川も工藤の何かに気付いたんとちゃうか?昨日一緒に部屋に残るって言ってたやないか?もしかしたから、工藤の事で気付いて……刺されたかもしれへん」

蘭「何かって、何…?」




服部「それは分からへん、だから今から調べるんや」
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