第70章 違和感の追跡2
貴方side
新一「…」
貴「にしても、凄い新一が解決した事件の山」
誠人さんという部屋は新ためて見ると、幼馴染の写真だらけ
新一「あの…どうして、一緒に…」
貴「1人より2人で思い出した方が早いかなって最初は思ったんだ。けど…なんか、違和感があってさ」
新一「違和感…?」
彼に向き合いながら、自分の気持ちを伝える
貴「……君、本当に…新一…?」
新一「!?」
私の言葉に驚きの表情の彼
貴「勿論、記憶がないってのもあるかもだけど……何か、違う感じがするんだ」
新一「…」
窓側に近寄りながら、外を見る
貴「…新一とは、小さい頃から居たから……彼がどんな姿になろうと分かるつもり。……だから、違和感を感じるんだ凄く」
新一「…っ…」
貴「…まぁ、記憶喪失になって私も混乱してるのかもね……今言った事気にしないで…」
ギュ
貴「!?」
いきなり背後から新一に抱きつかれ困惑中
貴「え、ちょっ…何…」
新一「……すみません」
ザクッ
貴「……え」
新一(?)「……悪いですが…計画の為に、気付かれる訳にはいかない」
一瞬何があったのか、分からない
……でも、気付いたのは…背中に、鋭い痛みが走った事
バタンッ
★★
蘭side
コンコン
服部「おい!工藤、星川!今変な音したで、大丈夫か!?」
蘭「怜花?そろそろ入るよ?」
隣の部屋に居たら、いきなりガタンッと怜花達が居る部屋から聞こえる為服部君達と入る
ガチャ
蘭「れい………!?」
服部「な!?」
私達が入るとそこには、背中から血が流れ倒れてる大切な親友に声をかけながら揺さぶる新一の姿が
蘭「…っ…あ…あ……っ怜花!!」
和葉「怜花ちゃん!!」
服部「……どういう事やねん!これは!工藤!」
新一「そ、それが……いきなり、窓から知らない人が…入ってきて、ナイフを持ってたその人が…向かってきて、僕を庇う為に、目の前に…っ」
服部「なにっ…!?」
小五郎「…くそっ、もう見当たらねぇ…」