第64章 記憶喪失の幼馴染2
貴方side
服部「なんやとコラ!」
貴「…冗談でもふざけた事言わないでくれますか?」ニコ…
男3.4「ひぃっ」
和葉「え、笑顔怖いで怜花ちゃん…」汗
服部(…美人が怒ると怖いってほんまやな…)汗
新一「…あの…何か着る物を貸して頂けませんか?何も着ていないようなので…」
服部「ええで!俺の着替え貸したるわ!」
小五郎「にしても、ひでぇカゼ声だな…」
和葉「まるでコナン君やわ!」
蘭「あーそうだ!早くコナン君を捜さないと!」
小五郎「確かに…陽が暮れちまうと厄介だ…」
服部「いや、その必要はもうない…」
蘭「え?」
服部「あ、いや…せやから実はやな」
☆☆
蘭「ええ!?電車に乗って先に帰った!?1人で!?」
服部「あ、ああ…すっかり忘れとったわ!カゼこじらせたらアカンから、やっぱり帰るっての…」
蘭「でも、メガネの少年が森に入っていくのを村の人が見たって言ってたけど…」
服部「電車の時間までヒマ潰しに森ん中探検してたんやろ!アイツ、好奇心旺盛やし…」
蘭「けど、ウチの探偵事務所に帰っても誰もいないよ?」
服部「…た、確か阿笠っちゅうジイさんの家に泊めてもらうんやとか何とか……な!?」チラ
貴「……え、あ、うん。言ってた」
いきなり私に降ってくる服部
和葉「何でそれはよ言わへんの?」
服部「せやから忘れとったっちゅうとるやろ!」
小五郎「とにかく、ここは携帯電話の圏外だ!あのガキの所在を確かめるなら、電話が置いてある旅館に戻るしかねぇ!何もかも忘れちまった…この厄介な探偵坊主を連れてな…」
男4「フン、そいつを正気に戻すのはあきらめな…」
服部「あん?」
男3「きっと森のアイツに会っちまったんだよ!くわばらくわばら…」
服部「おい!ちょー待て!何やねん?森のアイツって…」
☆☆
旅館
和葉「へぇ~…平次の服も結構似合うやん」
新一「…」
和葉「なぁ、怜花ちゃんもそう思うやろ?……って、怜花ちゃん…?」
貴「…」
小五郎「さっきから探偵坊主ばっか見て考え込んでるな…」
和葉「きっと久々に会えたから、何言うか考えてるんやで!」