第62章 殺人犯、工藤新一3
貴方side
新一の名前を言った途端、市役所に居る人達がざわめく
?「ウソツキだ!お前ら、あのウソツキの仲間だな?」
和葉「う、嘘つき?」
女「コレ!坊ちゃん!」
役員「とにかく!事件の事なら村の交番で、我々からあなた方に話す事は何もありません!」
☆☆
役所外
小五郎「…ったく、何やらかしたんだ?あの探偵坊主…」
和葉「怜花ちゃん、工藤君から何か聞いてへん?」
貴「分からない、私は一緒に現場行ってないし…手紙も見てないし…」
蘭「……あれ、コナン君は?」
小五郎「ああ、あのガキなら先に旅館に戻るってよ。カゼが悪化でもしたんじゃねぇか?」
蘭「じゃあ、わたしも旅館に戻るね。1人じゃ心配だから」
貴「蘭、私も行くよ」
和葉「ほんなら、アタシも交番行って話聞いたらすぐ戻るわ」
服部(…まぁ、現場行って目の前で俺に推理ミス指摘されんのが嫌やったんやろうけどな…)
★★
コナンside
山の中
"拝啓 工藤新一様…貴方の推理が間違っているという証拠を見つけました。貴方の探偵としてのプライドを傷つけないために2人で会いませんか?
場所は僕が貴方と出会った山小屋で、いつでも待っています…屋田誠人"
ギィィィ
新一(コナン)「あの~…すみませーん!ゴホゴホッ」
怜花から受け取った手紙には、2人で会いたいという文章があり、ある山小屋に来ている
コナン(博士にもらったカゼ薬、全然効かないじゃねーか!)
?「工藤新一だな?」
新一(コナン)「(こ、声を変えてる?)…誰」
ガチャン
コナン「え?(か、鍵をかけやがった!)おい!!」
ドンドンッ
…くそっ、カゼでノドをやられて声が…
ドックン
コナン「くっ、あっ…(この感じ…まさか!?)」
★★
灰原side
阿笠邸
哀「ねぇ、博士…引き出しの奥に入れてた薬のビン知らない?」
博士「ああ、あのカゼ薬の事か」
哀「入れてた容器はそうだけど、中身は私が作った薬…まさか飲んだんじゃないでしょうね?」
博士「…い、いや…その…」