第58章 決着2
萩原side
松田「大人しく捕まれ、逃げ道はねえ」
犯「……っうわぁぁ!!」
男は、逃げる為にナイフを向けながら陣平ちゃんに向かっていく
……馬鹿だな、相手悪すぎ…
トンッ!
犯人「!!」
松田「効かねーわ」
ガッッ!!
陣平ちゃんは、ナイフを足で蹴り素早く犯人の顔に一発強烈にお見舞いする
………うっわー…痛そ
萩原「……殴るなって言ったろ」
松田「正当防衛だ、俺は悪くねぇ。本当は、もっと殴りたかったけどな」
犯人、気を失ってるし……流石、降谷とやり合う程ではあるよね
松田「…それに、怜花の分も入ってる。スッキリしたわ」
萩原「…」
……さっきも見た事ないくらいキレてた、もしかして怜花ちゃんの事…
数分後、目暮警部達も来て犯人は連行される
7年前からの爆弾事件に、幕を閉じた
★★
ブブブッ
いきなり電話がかかってくる、相手は諸伏
ピッ
萩原「どうしたの?」
桜(諸伏)『あ、萩原。怜花ちゃんが目を覚ましたよ』
萩原「!本当に!?」
桜(諸伏)『そっちが終わったら早く来いよ』
萩原「終わったからすぐ行くよ」
電話を切り、陣平ちゃんに話す
萩原「怜花ちゃん、目覚ましたってさ」
松田「!!」
ダッッ
萩原「ええー!?ちょっと陣平ちゃん!!」
人の話しを聞かず1人で先に走っていく親友に、溜息をつきながら着いていく
★★
松田side
ガラッッ
松田「怜花!」
貴「……陣平さん?」
病室をナースに聞き、ドアを開けながら駆けつける
そこには、いつも通りとはいかないが運ばれた時より顔色が良い怜花が居た
その横には降谷と諸伏
萩原「早すぎっ…」
降谷「お前ら、もう少し静かに入ってこい。病室だぞ」
松田「体調はどうだ?具合悪い所は?食欲はあるか?」無視
降谷「…っ」怒
桜(諸伏)「まぁまぁ、多目に見てやろうぜ?」
降谷の言葉なんかお構い無しに、怜花に話す