第57章 決着1
松田side
松田「それじゃあヒントの途中で…」
コナン「……けど、答えは絞り込めたよ」
松田「!」
途中のヒントで……この推理力、マジでこの坊主……ただの子供か…?
驚きもあるが、謎解きをしながらもう1つの爆弾場所"帝丹高校"に向うよう萩原を向かわせる
☆☆
萩原「陣平ちゃん、もう1つの爆弾は解除完了だよ。コナン君もありがとね」
コナン「良かった…」
松田「……犯人に会いに行くぞ。帝丹高校を望遠鏡で見ている不審者を見つけたって目暮警部が言ってたしな」
萩原「……殴るなよ」
松田「……ふん」
コナン(……こりゃ、殴るな…)汗
★★
歩道橋上に向うと、目暮警部や佐藤、多数の刑事が眼鏡の男に話しかけていた
アイツが、ずっと爆弾で被害を…怜花を巻き込ませた犯人か…
目暮刑事が推理を全て話すと、男はちょうど下に来たバスの上に飛び乗り逃走
目暮「なっ」
松田「っち、逃がすか!」
佐藤「松田君?!」
萩原「…っあの馬鹿っ」
佐藤「ちょっと、萩原君まで!」
俺と追ってきた萩原は、そのバスの後ろの車に飛び乗って追う
★★
萩原side
そして路地裏の袋小路に男を追い詰める
松田「もう逃さねーぜ、諦めな」
犯人「ま、待て俺じゃないんだ…ほら良くあるだろ?頭の中で子供の声がしたんだよ。け、警察を殺せって…い、いや誰でもいいから殺せって…そ、そうさ…だから俺のせいじゃ…」
萩原(……コイツ、頭イカれてんの…?)怒
言い訳にしか聞こえない言葉を言う男に、怒りが沸々と湧く
松田「っふざけた事言ってんじゃねーぞっ!!てめぇのせいでどれだけの人の命が危険に晒されたと思ってる!?
挙げ句の果てにっ、俺達の大切なアイツまで巻き込みやがって!!」
犯人「ひぃっ」
小さい頃からの付き合いのある陣平ちゃんが、俺も初めて見る程怒りの表情をし怒鳴ったことにビックリ
犯人も恐怖のあまり声を漏らす