第55章 この事件に終止符を3
松田side
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東都タワー
俺と萩原は、眼鏡の坊主の案内で爆弾場所がある東都タワーに来る
一度、近くが爆発したらしくエレベーターが止まってるらしい
そのエレベーターの中に女の子供が居るらしく、隙間から入る眼鏡の坊主に頼み、女の子は救出されるが……いきなり動いたエレベーターにより逆に眼鏡の坊主が閉じ込められる
咄嗟に助けようと俺も一緒に入ってしまう
☆☆
エレベーター中
松田「…おい、爆弾は見当たるか?」
コナン「………!あったよ!」
エレベーター天井上を坊主に探してもらう為、肩車している最中
あるとなると、後は処理するだけ…
コナン「!!これは……水銀レバー!?」
松田「!何!?」
その単語に驚愕、それは前の事件と同じだから
コナン「さっきの爆発で動いたんだ…少しでも揺れたら爆発するよ」
松田「……っち、またか」
どこかで聞いているクソ犯人に苛つきが治まらない
コナン「………この爆弾、僕が解除するよ!」
松田「はぁ!?何言って」
コナン「だって、松田さんが登ってきた途端爆発するだけ。今、僕しか出来る人居ないよ」
松田「……………はぁ、分かった。俺が指示するから、その通りにやれよ」
コナン「うん」
現状、坊主しか解除出来ない為溜息つきながら外に居る萩原に連絡する
★★
爆弾処理の用具を萩原に、エレベーターの上からゆっくり下ろしてもらい坊主に持たせる
俺は解体書を見ながら指示している
けど…
コナン「…」
パチンッ パチンッ
松田「…」
小学生が爆弾解体をするなんて聞いたこともない、しかもこの状況に震えたり怯えたりするわけでもない
俺が爆弾解体の説明している際も、何も質問してこなかった
最初から手順が分かってるように、迷いなく線を切っている
失敗したら死ぬかもしれないこの状態で…何で、平然と居られる
松田「…坊主」
コナン「…?どうしたの?」
松田「どうして平然とこの状況を受け入れてんだ?死ぬかもしれねーんだぜ」
コナン「…」