第54章 この事件に終止符を2
諸伏side
萩原「結構ズバッと言うね、コナン君」
コナン「!は、萩原さん」
反対側から萩原がペットボトルを持ちながら現れる
萩原「…あれ?……桜も来たんだね!」
桜「ああ。怜花ちゃんとは知り合いだからね。ポアロでね」ニコ
コナン(…そうなんだ……けど、ポアロで会った時ないなぁ。時間が違うとかか?)
松田(…大変だなアイツも、偽んなきゃいけなくて)
咄嗟に出た言葉で切り抜ける
松田「…萩原、小僧が爆弾の場所分かったらしい。急いで向うぞ」
萩原「…いつもの陣平ちゃんに戻ったじゃん?」
松田「怜花の為に、犯人を捕まえる。二度と被害が起きねーように……ここで、この事件に決着つけるぞ」
萩原「だね。俺も、かなり頭に来てるからさ」
………コイツら、かなりキレてるな。オーラが黒い…まぁ、怜花ちゃんを巻き込んだんだからな…気持ちは分かる
こりゃ、爆弾処理のWエース達が解決するから大丈夫だな
桜「松田、萩原。コナン君と一緒に解決してきてよ。俺が怜花ちゃんに付き添ってるから」
松田「…頼む。ほら、行くぞ」
コナン「う、うん」
3人は、病院を出て外に向う
降谷「…ヒロ」
桜(諸伏)「!零、お前どこ居たんだよ?一緒に来たのに」
降谷「だが知らない子が居ただろ?組織に潜入してる以上、怜花や松田達以外の顔見知りはあまり増やしたくないしな」
スーツ姿でひょこっと現れる幼馴染、零は仕事だが少しの間抜け出し来てくれた
桜(諸伏)「…コナン君は子供だろ?別に警戒しなくても…」
降谷「…それはそうだが(……何か、妙に大人びてたし追求されそうな子な感じだったのは、気のせいか…?)」
隣に座りながら状況を聞いてくる零
降谷「…大丈夫だろうか」
桜(諸伏)「大丈夫、俺達が信じなきゃダメだろ?」
降谷「……ああ」
零にしては弱気な話し方、それは…俺達同様怜花ちゃんを大切にしてるから
ガラッッ
降・諸「!」
集中治療室から、怜花ちゃんが出てきた
降谷「すみません。彼女の知り合いですが、容態はどうなんでしょうか?」
医師「ああ、彼女でしたらしばらく入院は絶対ですが、命に別状はありません」
医師の言葉を聞きひとまず安心する俺と零