第53章 この事件に終止符を1
コナンside
桜「松田!!」
松田「……も……桜」
……誰だ?
走りながら俺達に駆けつけてきた1人の男性、茶髪でイケメンに入る顔立ちの人
松田さんとは知り合いみたいだけど………何だ、この威圧的な感じ
桜さんという人をじっと観察してると、目が合う
桜「…?…君は?」
コナン「あ…僕、江戸川コナン。怜花お姉さんとは親戚だよ」
桜「(怜花ちゃんが言ってた毛利さんの…)俺は、桜陽樹。松田達とは居酒屋で会った友達」←ニコ
松田(…居酒屋って何だよ、笑顔で嘘付きやがって…)呆
…松田さん達とは居酒屋友達なのか…
松田「…お前、外出て大丈夫なのかよ…?」ボソ
桜「…変装してるから大丈夫。それに、彼女が怪我したって聞いて…部屋でじっとしてられないし」ボソ
コナン(…にしても、さっきの文章で爆弾の場所を解かねーと更に被害で出ちまう。
鋼のバッターボックスは電車、赤は血塗られたの部分から…踏み切りというストッパーもあるし、メジャーリーガーのところから野球場の線…)
先程の文章を写真で撮っておきスマホを見ながら、考えている
コナン(赤いマウンドに登る。英語圏でマウンドは土や砂などを人工的に積み上げた小さな山や丘になった盛り土のものも言う。赤い山を登るは、鋼のバッターボック。
登る鋼の箱は恐らくエレベーター…赤の山は………!もしかして…)
山のように高い建物である建造物を見る、東都にそびえ立つ赤い建物
コナン(爆弾は東都タワーだ!!)
早速、隣に座ってる松田さんに声を掛ける
コナン「松田さん!爆弾の場所が分かったんだ!時間も時間だし、解除しないと…」
松田「…俺は」
コナン「いつまで自分のせいにしてるの!?格好悪!!」
松田「なっ!?」
バッサリ気持ちを伝える
コナン「自分のせいって考えてるよりもっ、側に居るよりも今はっ、犯人を捕まえて被害を止める事が一番だよ!」
松田「…」
コナン「僕は、怜花お姉さんを怪我させた犯人を許せない…松田さんは…?」
松田「……ガキが、偉そうに言いやがって…………けど…俺も、許せねーよ。
だから、捕まえる。この爆破事件に終止符を打つ」
先程までの暗い表情と違い、ニヤリと笑みを浮かべる松田さん、いつも通りになったみたいだ