第40章 黒の組織から来た女1
貴方side
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元黒の組織の一員のシェリー、宮野志保と一緒に暮らし始めて数日が経とうとしていた
博士の提案で、体が小学1年な為コナンと同じ小学校に通い始めた
貴「哀って、好き嫌いないかなぁ…」
部活終わり、いつも通りご飯を作り始めるが彼女が好き嫌いないか知らない
まぁ、今日帰って来たら聞くか……無難に、カレーにしようかな
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バンッ
コナン「怜花!博士!」
貴「…?新一」
博士「どうしたんじゃ、いきなり」
コナン「!!無事だったか、良かった…」
……無事って、どういう事よ…?
哀「ただいま」
貴「あ、おかえり。今日はカレーだからね、あと聞きたかったんだけど好き嫌いってある?」
哀「特にないわ。それに、怜花さんの料理美味しいから何でも食べれるし」
博士「確かに、レパートリーが多いしの」
……………………
コナン「…って、何和んでんだよ!?何でコイツがここに」
阿笠「彼女に聞いておらんのか?黒ずくめの男の仲間で、君と同じ薬を飲んで小さくなったって…」
コナン「んなこと聞いてんじゃねー!なんで黒ずくめの女が博士の家に…」
哀「拾ってくれたのよ…雨の中…工藤くんの家の前で私が倒れていたのを…怜花さんがね…」
コナン「俺の家の前…だと…?」
哀「組織はあなたの家に二度ほど調査員を派遣してたのよ…あの薬を飲んだ人間の中であなたの死亡だけが確認されてなかったからね…家の中はホコリだらけで誰も住んでる形跡はなく、一度目はそれでお開きになった…二日目の調査はその1ヶ月後…」
哀はソファに座りながら話し始める
哀「…私もあなたが死亡したものだと思い始めたその時よ…洋服ダンスの奥の奇妙な変化に気づいて…鳥肌が立ったのは…」
コナン「ッ…」
哀「なくなってたのよ…1ヶ月前にはあったはずの、あなたの子供の頃の服だけがごっそり…。
動物実験の段階で、一匹だけ死なずに幼児化したマウスがいたから、この仮説は容易にたてられたわ。
工藤新一はAPTX4869を投与され…幼児化した可能性があるってね!」