第4章 再会と連絡先
松田side
松田「この子って…子供?!」
萩原「陣平ちゃん。この子さ、誠司さんの娘さん。面影あるでしょ」
松田「………誠司さんの」
萩原が抱っこしていた子供は、確かに見覚えがあり顔を見たら確かに面影がありすぐに分かった
萩原「逃げ遅れたみたいで避難場所に連れて行く最中に爆発したんだよ。
直接的ではないけど、怜花ちゃんが居なかったらあの場所から動いてなく多分死んでた」
松田「…」
……そっか、きっかけはこの子か
理由がどうあれ間一髪助かった親友に一安心する
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数時間後…
貴方side
萩原「怜花ちゃん、新ためて俺は萩原研二。このガラ悪いのは松田陣平」
松田「おい、誰がガラ悪いって?」
萩原「本当の事だし」
貴「……!あ!いつも器具とかバラバラにして悪さしてた天パの人!」
萩原「ぷっ!……っ」
松田「………おい、なんつー、覚え方してんだ?」ニコ
貴「っいひゃい…っ」
萩原「止めなよ、大人気ない」
サングラスの怖い人に、頬を抓られ痛がる
松田「失礼な事言うな。俺は松田陣平、ちゃんと覚えとけガキ」
貴「ガキじゃないです、星川怜花です。貴方こそ失礼じゃないですか?」ムス
松田「うぐっ…」
萩原「正論返されちゃったね!」
松田さんにガキと言われた為、負けじと言い返す
萩原「!そうだ、怜花ちゃん携帯持ってる?」
貴「え……まぁ、お父さんに持ってろって言われて買いました」
萩原「じゃあ連絡先教えて、またこんな現場に出くわすかもしれないしね。ほら、陣平ちゃんも」
松田「はぁ?何で」
萩原「良いから良いから」
松田「コラ!勝手に教えんなよ!」
笑顔で交換する萩原さんと、半ば無理やり感で交換する松田さん
2人の連絡先が携帯に追加された
8歳、11月7日
学生時代に会った萩原さんと松田さんに再会した日