第36章 大好きな親友
貴方side
新一「(…蘭の奴、昔から怜花が好きだからな)……なめんなよ、俺は探偵だせ?怜花の事ぐらい…声聞きゃ分かるさ…」
貴「…新一」
新一「ゲホゲホゲホッ…」
蘭「ま、待っててね!今、お医者さん呼んでくるからっ!」
服部「今回は何から何まで俺の負けや!さすがやな!工藤!お前の推理の方が一枚上やった…」
新一「バーロ…推理に勝った負けたも、上も下もねぇーよ…真実はいつも…たった一つしかねぇーんだからな…」
服部「…そらそうや!どうやら、俺は勝負にこだわりすぎて冷静やなかったっちゅう事やな…」
新一「うっ…ぐっ」
ドクンッ
貴「新一!」
服部「おまっ、大丈夫か!?」
ドクンッ、ドクンッ
新一(や、やべ…また、心臓が…)
貴「…っ服部!新一具合悪そうだからトイレ連れていくね!」
服部「え、あ、おい!」
☆☆
トイレ
貴「新一…私、外に…」
新一「(まさか俺、戻っちまうのか?また、コナンに…)うっ…」
ギュ
トイレに隠したのは良いが、新一が抱きついてきてトイレから出れない
ドクンッ、ドクンッ
新一「うぁぁぁっ!」
貴「!!」
蘭(し、新一!?)
オマケ
バンッ
蘭「新一!…………怜花?コナンくん?」
貴「あ、蘭…」
コナンに戻る新一は気を失い、私は抱きしめていた
蘭「コナン君、大丈夫!?」
貴「ト、トイレから悲鳴が聞こえて駆けつけたらコナンが倒れていたの」
蘭「そうなの…」
蘭にコナンを渡しながら、トイレを出る
蘭「ねぇ、新一見なかった?」
貴「し、新一なら……新しい事件が来たってさっき着替えて玄関から外に…」
蘭「えーっ!?またぁー!?怜花を放っておいて!?………アイツ、今度戻ってきたらぶん殴るわ!!」
貴「いやいや!何で!?」
蘭「だって、怜花を放って行くから!!私にとって怜花は、一番大切な親友なんだから!!」
貴「……蘭…」
蘭の思いに恥ずかしい気持ちもあり、嬉しい気持ちもあった