第35章 新一の謎解き2
貴方side
服部「ハハハ…んなアホな!誰の目と耳をごまかす必要があるっちゅうんや!いったいそれは誰や?ゆうてみ?誰なんや!?」
新一「それは…服部…お前だよ!」
服部「な、なんやとぉ!?」
新一「服部だけじゃない!一緒に入った怜花達にも気付かれてはいけない…犯行は彼らの目の前で行われたんだからな…」
蘭「め、目の前で!?」
貴「…って事は…」
新一「そう、犯人は書斎に入った時…真っ先に被害者に近づいた……奥さん、あなただ!」
公江「ッ!?」
執事「お、奥様が旦那樣を…」
新一「奥さんは被害者を起こすふりをして毒針を刺した……」
服部「…そやったら、証拠を見してみ?」
その後新一は鍵に付いているキーホルダーだと言い、開けると溝があり、毒針が仕込めるようにしてある
証拠が見つかり公江さんは、夫が死にその時にいた娘とも引き離されどん底
そんな公江に勲は優しく声をかけ一緒になったそうだ
だが利光が勲に加担し公江の元夫を死に追いやったこと知り、殺意が生まれ犯行に及んだ
そしてその娘は幸子だったらしく、親子と気づかれない為にキツく当たっていたのだと話し…公江さんは逮捕されていく
萩原(…へぇ、目暮警部には聞いてたけど…彼、本当に凄い探偵なんだなー………でも、怜花ちゃんと仲良いのは、何か…ムカつく)ムス
☆☆
服部「すべては、娘の幸せと昔の夫の敵討ちの為の殺人やったっちゅうわけか…そうやろ?工藤?」
新一「ゲホゲホ!」
服部「お、おい!工藤?」
蘭「新一!?」
新一「ああ、ちょっと風邪気味なだけだ…」
服部「けど、なんであんなに事件の事、詳しゅう知ってたんや?やっぱり、どっかで…」
新一「!」
貴「…私が教えたの。大変だから、すぐに来てって」
蘭「怜花が?」
貴「う、うん」
蘭「嘘よ!」
貴「え」
蘭「この人、言ってたじゃない!電話で元気か?って聞かないのはおかしいって!ホントは近くにいたんでしょっ!?
どうして、怜花に会いに来てくれないの!?大切なんじゃないの!?……怜花を、心配してないの?」
貴(……蘭?)
涙目になりながら、私の事を新一に訪ねる蘭に驚愕する