第31章 外交官殺人事件2
貴方side
ゴチンッ
コナン「たたた…」
服部「いたぁー…」
コナンと服部の頭がぶつかる
貴「大丈夫?2人とも」
コナン「あぁ…」
服部「…大丈夫や。ちっ、このガキうろちょろしよって!」
警察が来て、現場検証が始まる
目暮「ん?おおー!怜花くんも一緒だったのか」
貴「目暮警部、お久しぶりです」
ドンッッ
萩原「久々だね、怜花ちゃん!」
貴「!?研二さん!?……ど、どうしてここに」
萩原「いやあー、強行捜査に移動してからこういう現場に入る事が多くなっちゃったんだよー。陣平ちゃんや伊達もね」
後ろから抱きついて来たのは、久々に会う研二さん
目暮「で?今日も殺しかね、名探偵くん」
小五郎「いやー、目立った外傷もありませんし、もしかすると自然死かと…」
コナン「違うよ、おじさん。よーく見てよ、あの死体!あれきっと…」
服部「毒殺や!」
コナン「そうそう、毒………え?」
服部「誰かに毒で殺されたんやで、このおっさん…よーく見んと分からへんけど、髪の生え際に小さな赤い点が残ってるし死体の傍に凶器らしき針が落ちてる…誰かに毒針を刺された後ホオヅエついたポーズをとらされたと考えた方がええやろな…」
コナン同様、服部はその後も死体の状態を説明していく
服部「つまり、俺等がここの書斎に入る前の30分以内に誰かに殺されたっちゅう事や!この家の近くにおった誰かにな!」
目暮「か、鑑識!?本当か?」
鑑識「は、はい。この少年のいうとおり、赤い点も針も…」
目暮「なんなんだ?この少年は?」
小五郎「服部平次っていう生意気なガキ探偵ですよ!」
目暮「は、服部平次…おお!君か!大阪府警本部長、服部平蔵さんの息子というのは!」
服部「…」
小五郎「お、大阪府警本部長…」
萩原「へぇ、あの肌黒の子も父親が警察官なんだ。しかも本部長って」
貴「彼、西の高校生探偵で有名らしいです」
萩原「ふーん…(怜花ちゃん、さっきから彼の事見てるけどタイプとかじゃないよね)」
服部「随分刑事と仲ええな、あのべっぴんさん」
蘭「怜花の父親は警察官長官だからね」
服部(…俺と同じっちゅうわけか)