第29章 西の高校生探偵2
貴方side
?「工藤はどっかでアンタの事を見てるんや!たぶんアンタの近くでな!」
貴・蘭「!?」
コナン(な、にぃ!?)
貴「……ど、どこで?」
?「さぁな?」
コナン(なんなんだ!?コイツ…)
?「そーいやー、まだゆうてへんかったな…」
男は被っていた帽子をとる
服部「俺の名前は服部平次!工藤と同じ高校生探偵や!」
貴・蘭「こ、高校生探偵!?」
コナン「くしゅん!(なーんだ、探偵か…)」
服部「おう、ボウズ!風邪やったら俺がええ薬持ってるで!」
小五郎「そーいえば、聞いた事があるな…関西に凄腕の若い探偵がいるって…」
服部「ホレ!」
コナン「あ、どうも…」
服部という男はコップに何かを注ぎコナンに渡す
貴「でも、新一に会ってどうするの?」
服部「ああ、アイツに会って確かめたいんや!工藤新一がホンマに俺と並び称されるような、男かどうかをな!」
コナン(…何か、変な奴現れたな……ゴクッ………あれ?…………)
貴「え、コナン!?」
フラフラしているコナンにビックリし近寄る
蘭「ちょっと!何飲ませたのよ?」
服部「白乾児(パイカル)っちゅう中国酒や!そうや!この酒あんたにやるわ!」
小五郎「え?」
服部「工藤に会えるまで、ここに厄介になるやろし…」
蘭「か、勝手にそんな事…」
コンコン…
全「??」
公江「何度呼び鈴を鳴らしたと思ってますの?」
小五郎「ご用件は?」
ドアにはいつの間にか依頼者が
息子の恋人の素行調査を依頼しにきた公江、完璧すぎて気に入らないらしい
詳しい話をするために今から公江の家へ行くことになった
服部「よっしゃ!俺もついて行ったるで!あんたも一緒にどうや?」
貴「え?私?」
服部「そうや。もしかしら、工藤がヒョッコリ顔を出すかもしれへんで!」
貴「いや…私は……(顔を出すも何もここに居るし)」
コナン「僕らも行こうよ!蘭姉ちゃん!怜花姉ちゃん1人で行かせるのは心配でしょ?」
貴「え」
蘭「…そうね。ナンパされかねないし、もし新一が現れたら文句言わないと…」
何故か拒否権なしに私も行く事が決まる…