第27章 工藤夫妻
貴方side
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翌日、毛利探偵事務所
貴「蘭、お菓子作ったんだけど食べない?」
蘭「わぁ!食べる!これ、ロールケーキ?…ってこれ作ったの?!」
貴「う、うん」
小五郎「凄いな、店に売ってる程の完成品だぞ」
趣味で作ってるお菓子をお裾分けに、蘭が住んでる探偵事務所を訪れる
2人にはかなり褒められる程に
貴「蘭と小五郎さんとコナンの3人で食べてね」
蘭「……あ、それなんだけど。コナン君、今朝に母親が迎えに来てもう居ないの」
貴「………………へ?」
………は、母親…?
蘭の言葉に不思議になるしかない、だって江戸川コナンは新一が付けた架空の人物……親なんて居るわけない!
どういう事……………!まさか、組織の人…!?
貴「私、用事思い出したから帰るね!じゃあまた学校で!」
蘭「え、あ、ちょっと怜花!?」
探偵事務所を後にひとまず工藤家に向う
☆☆
工藤家
バンッ
貴「新一!!」
有希子「あら?怜花ちゃんじゃない!」
貴「!?有希子さん?!」
家の中には有希子さん、そして近くには優作さんと怒ってるコナンの姿が
……まさか、迎えに来た母親って
コナン「なんで言わなかったんだよ!」
有希子「気づかなかったのは新ちゃんでしょ?」
コナン「それどころじゃなかったよ!殺されたかと思ったんだぞ!」
優作「おー、そうか、そうか!じゃあ、こんな危ない国はさっさと引き上げて、父さん達と外国でのんびり暮らそうか!」
コナン「え?」
優作「もし、俺達が例の男達だったら今頃お前はあの世行きだ…組織の存在を知ってる怜花君だって危険になりかねない。
だから危険な探偵ごっこはこれで終わり…」
コナン「やだね!これは、俺の事件だ!俺が解く!父さん達は手を出すな!
怜花だって、危険になんかさせない。俺が全力で護る!!」
貴「……新一…」
新一の目は迷いがない真っ直ぐな目だ
有希子「…全く」
優作「…しょうがないか。だが、危なくなったらすぐに外国に連れて行くからな」
オマケ
有希子「……それにしても本当に、怜花ちゃんが好きね。熱烈に言っちゃって」ニヤニヤ
コナン「!う、うるせーよ//」