第24章 小さくなった幼馴染3
貴方side
蘭「名前は?」
新一「な、名前は…新、でもなくて…え、えっとー……!……コナン!…ボ、ボクの名前は、江戸川コナンだ!」
本棚にあった小説から名前を取った新一
……いや、どんな名前だよ。
蘭「コナンね…それで、新一は?」
阿笠「さっきまでいたんじゃが…なんか用があるって外に…」
蘭「ふーん…」
貴「あ、蘭。悪いけど少しの間、この子を小五郎さんの家で預かってくれない?」
蘭「え?」
コナン(…おいおい…)
貴「この子の親が事故で入院してさ、私達が世話を頼まれたんだけど…私、博士を面倒見るので精一杯だしここに空き部屋なくてね…」
阿笠(…怜花くん……面倒見るの精一杯とは…)ズーン
蘭「いいけど、お父さんに相談してみないと…」
貴「え、引き受けてくれる!?ありがと!」ニコ
新一基コナンは、私の手を引っ張りしゃがみ込むよう伝える
コナン「怜花!どういう事だよ?!」コソ
貴「新一の死体が見つからなかった事は、いずれ黒ずくめの男達?って奴等にも分かるよ。
その時はこの家にも出入りしている者を真っ先に疑うでしょ」コソ
コナン「じゃあ、博士の家でもいいじゃねぇかよ?」コソ
貴「元に戻るには、まず奴等の居場所を突き止めなきゃ行けないんでしょ?だったら蘭の父親の小五郎さん家が良いでしょ、探偵事務所なんだから、事件とか依頼とか沢山入ってくると思うし」コソ
阿笠「確かに、黒ずくめの情報が入ってくるかもしれんしの」コソ
コナン「そっか!……ボク、ねーちゃん家がいー!」
蘭「まぁ、可愛いー!」
コナンは、蘭と手を繋ぎ家を出る
……頑張りなよ、新一。私も出来るだけは情報探すから
阿笠「…にしても、小さくなるとは驚きじゃのう。怜花くんが断言してくれんかったらわからなかったぞ」
貴「分かるよ、幼い頃からの付き合いだし」
阿笠「…そうじゃの」
貴「それより博士、ドアどうすんの?」ニコ
阿笠「………あ」
気付いた博士が修理業者に電話してる間に、私はある考え事をしていた
あの黒ずくめの男達、ヒロさん達が潜入してる組織に何か似てる…
以前零さんから聞いた組織と似ている部分があった
…明日、一応ヒロさん達に話しに行くか