第23章 小さくなった幼馴染2
貴方side
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阿笠「拳銃密輸!?」
新一から事情を聞くと、驚愕の出来事が発覚する
阿笠「未完成だった、その薬の不思議な作用で体が小さくなってしまったというわけか…」
新一「なぁ、頼むよ博士!天才だろ?体を元に戻す薬を作ってくれよ!」
阿笠「ムチャいうな!その薬の成分が分からんことには…」
新一「…じゃあ、奴等の居場所を突き止めて、薬を手に入れるしかないか」
阿笠「あぁ。その薬があれば何とかるかもしれんが…新一!小さくなった事は、ワシと怜花くん以外には言ってはならんぞ!」
新一「え?なんで…」
阿笠「君が工藤新一だと分かったら、また奴等に命を狙われるじゃろう!それに君の周りの人間にも危害が及ぶ!
いいか!君の正体が工藤新一である事は、ワシと怜花くんの新一だけの秘密じゃ!
決して誰にも言ってはならん!もちろん、蘭くんにもじゃぞ!」
新一(周りの人……怜花にも被害が…)
貴(…まぁ、言っても信じてはもらえないだろうな)
ガタッ
蘭「怜花ー!新一、来てないー?」
新一「?!」
玄関の方で蘭の声がする
蘭「新一が電話に出なくて、家にもいないの。あっ、靴がある!一緒にいるの?」
新一「ら、蘭だ!」汗
貴(今はやばい…)
阿笠「いかん!早く隠れろ!」
新一は急いで机の下に隠れる、引き出しから眼鏡を見つけてかけてる
ガタンッ
蘭「?誰かそこにいるの?」
新一(や、やべー…)
小さくなった新一は、あっけなく見つかり蘭に抱っこされる
蘭「こ、この子…」
新一「あ、えっと…」
蘭「可愛いー!」
……バレてはないな
蘭「怜花、この子は?」
貴「え!?……あ、え……」
阿笠「ワ、ワシの遠い親戚の子じゃ!」
いきなり質問され困惑中の私を助けるように、博士が話す
蘭「僕、いくつ?」
新一「じゅうろ…じゃなくて………6歳!」
蘭「小学一年生かぁ…」
新一「う、うん…」