第21章 行く先は
貴方side
何故か嫌な予感がするが、見失った為帰るしかない
貴「帰ろうか」
蘭「うん…」
暗い時間だけどしょうがないか
松田「怜花?まだ帰ってなかったのか?」
貴「!陣平さん……まぁ」
警察の仕事が終わったのか、車のキーを持ちながら立っていた
松田「ったく。送ってくから乗れ、そっちの子も。こんな暗い中は危険だからな」
貴「!ありがとうございます!」
彼に着いていく私達
☆☆
数分後、最初に蘭の家の探偵事務所に送ってもらい今は私が住んでる博士ん家に送ってもらってる
松田「…そういえば、一緒に居た探偵?の幼馴染居なかったよな?」
貴「あ……新一、何かを見つけながら走って行って見失いました」
松田「はぁ?何処に行ったんだよ、お前放っておいて」
陣平さんは、何故か怒ってるような表情をしている
……それにしても、運転する姿見るの初めてかも……何か、様になってるし
助手席からチラリと見ながら思っていた、煙草を吸う人でこんなに似合う人いんのかと思うくらい
松田「…どうかしたか?」
貴「へ、あ、いや……つ、疲れてますね!眠そうですよ」
松田「当たり前だろ、非番なのに呼ばれるし……だる、家帰って酒飲みたい」イライラ
貴「…!そうだ、これ良かったら!」
松田「?」
鞄から出したのは、朝作っといたクッキー
蘭と新一に渡そうと作っといたのだが、事件にてすっかり忘れてしまう
松田「…クッキー?」
貴「私甘党なんで毎日作るんですよ、蘭達に渡そうかと思ったけど忘れちゃって、良ければ。
イライラには甘い物ですよ!ただでさえ、いつもより怖い表情になってるんで!」ニコ
松田「一言余計だ!………ま、まぁ、勿体ねーし貰っとくわ」
軽く顔を赤くしながら受け取る陣平さんに、思わず笑ってしまう私の頬を抓る
松田(……はぁ……怜花と居ると、調子が狂う……でも、居心地が良いのは、やっぱり…)
彼が自分の気持ちに気付くまで、あとほんのすこし…
☆☆
阿笠博士ん家
ガチャ
博士「!怜花くん、遅かったの」
貴「ごめん、事件に巻き込まれて」
家に送ってもらい博士に謝る