第18章 名探偵 工藤新一
貴方side
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17歳、高校2年生
現在は幼馴染の新一と蘭一緒に下校中
《まさに、彼こそ日本警察の救世主と言えましょー!》
新一「フフフ…フッフッフッ…ハッハッハ!」
バフッッ
蘭が持っていた柔道着が新一の頭を直撃、そしてある新聞を取る蘭
蘭「高校生探偵、また事件解決!その名は工藤新一…ね」
新一「ら、蘭!?」
蘭「バカみたい…ヘラヘラしちゃって!」
新一「何怒ってんだよ」
蘭「別にー、新一が活躍してるせいで私のお父さんの仕事が減ってるからって…怒ってなんかいませんよー!」
新一「ははは!お父さんに仕事が来ねーのは俺のせいじゃなくて、腕のせいだろ」
貴「あ、馬鹿…」
蘭「…おーほほほっ…」
ガシャンン
蘭「だから、怒ってないって言ってるでしょう?」ニコ
新一(…思っきり怒ってんじゃねーか)汗
蘭は新一の目の前にある電柱に、人突きいれる
ひびが入らないはずの電柱が壊れる威力
蘭「それに、見なさいよ。この新聞……怜花が映ってるじゃない!」
貴「これ、確か本買う時に遭遇したからね」
新一「映ってるからなんだよ?」
蘭「馬鹿なの!?怜花は美人でかなり有名なのよ!モデル業界からもスカウト来てるし、ファンクラブあるし!それに、昔から付き合いのあるイケメンな刑事さん達も近くに居るし…アンタもうかうかしてると、誰かに取られるわよ!?」コソコソ
新一「うぐっ……わかってるよ(イケメンな刑事達って、前に病院で会った2人だよな)」
コソコソ話す2人に?を浮かべる
蘭「それに、いい気になって事件に首突っ込んでると、いつか危ない目に会うわよ!」
新一「かもな!」
貴「…」呆
蘭「でも、なんで探偵なのよ?推理小説が好きなら、小説家になればいいのに」
新一「俺は探偵を書きたいんじゃない…なりたいんだ!平成のシャーロック・ホームズにな!」
それは、前からの新一のやりたい事だ
新一「よし!怜花、帰ろうぜ!じゃあな、蘭!」
貴「え、ちょっと」
新一「ん?」
蘭「待ってよ!明日の約束、忘れてないでしょうねー」
新一「約束?」
蘭「言ったじゃない!私と怜花が都大会で活躍したら、遊園地に連れていってくれるって!」