第14章 護りたい君
諸伏side
貴「私で良かったら顔の変装作ります、諸伏さんが自分で出来るように伝授しますし」
諸伏「…ありがとな、悪いけどお願いするよ」
貴「言ったじゃないですか、私が出来る事で護ると」ニコ
怜花ちゃんは、本当に芯が強い
思った事ははっきり言うし、組織の事を話しても変わらず接する強さ
誠司さん譲りに、言葉に深みがある
貴「…それと、あの」
降谷「どうした?」
貴「今日ここに泊めて下さい」
5人「?!」
いきなりの発言に、全員驚愕
降谷「え、いや、何で」
貴「だって、博士に親友ん家に泊まるって言っちゃったんです」
松田「ダメだ!降谷が何するかわからねぇぞ!?」
降谷「何だと!?お前と一緒にするな!!」
松田「ああ!?」
諸伏「れ、怜花ちゃん…流石にゼロと2人っきりは見逃せないよ俺達」
貴「じゃあ、諸伏さん達も泊まれば良いじゃないですか?今は23時で暗くて帰れないです!」
萩原「怜花ちゃんが泊まるなら俺も泊まろーっと!陣平ちゃんは?」
松田「…降谷が何するかわかんねーからな、泊まるか」
降谷「何だと?」怒
萩原(…まだ気付いてないんだなぁ、陣平ちゃん。それって、嫉妬じゃん)
最終的に、伊達以外が泊まる事になる
☆☆
貴方side
あの後ご飯をご馳走になり、私達は寝る準備をしていた
床で良いと言ったんだけど、頑固として4人は譲らず降谷さんが使ってるベッドを使う事に
コンコン
貴「はい」
ガチャ
諸伏「すまない、寝る所だったか?」
貴「…いえ、どうしたんですか?」
諸伏さんが訪ねる
諸伏「…今日は、止めてくれてありがとう。君が居なかったら自殺していた」
貴「…もう、二度とあんな真似しないで下さいね」
諸伏「約束するよ(…君を、護るために)」
吹っ切れた表情をする諸伏さん、もう問題ないだろ
諸伏「あと…」
貴「?」
諸伏「俺の事は、ヒロって呼んでくれないか?…ほら、諸伏だとバレるからね」
貴「あ、そうですね……じゃあ、ヒロさん!」ニコ
諸伏(……っ破壊力やば…//)
知らない内に、また1人気持ちが変化した事はまだ知る由もなかった