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PARADOXXX(ハイキュー)

第8章 chapter8


もうすぐ春高
しばらく歩に会えなくなる
無性に会いたくなって練習終わりに連絡をする

『今から行っていい?』



初めての歩の家
外まで迎えに出てくれた歩と中に入る
玄関で歩のお母さんが待っていた


「お邪魔します はじめまして、歩さんとお付き合いしてる月島と言います」

ぺこっと頭を下げ顔を上げる

「はじめまして、歩の母です。蛍くんのことは娘から聞いてます。バレー部って聞いてたけど、ほんと大きいのね?何センチあるの?」

話し方が歩そっくりで可愛いお母さん

「多分190です」

「ひゃー!高1で、すごいね!そう言えば今度東京までお兄さんが歩を乗せてってくださるって聞いたけど、ご迷惑じゃないかしら?」

「大丈夫です、むしろ大事な娘さんを連れて行くのでお母さんにはご心配おかけしますが。くれぐれも兄には安全運転で行ってもらいます」

「悪いわね、ささっどうぞ上がって!歩は飲み物取りに降りてきて」

「はーい」

2階の歩の部屋に案内される
彼女が飲み物を取りに行く間入り口に立ったまま、キョロキョロと部屋を見渡した
部屋は整頓されていて壁際に大きな本棚がある
歩らしい部屋だった

「お待たせーほんとお母さんたら、恥ずかしい!今も下でイケメンイケメンて!面食いだから困る」

そう言いながら部屋に入ってきた歩は
僕の前を通って机に2人分の飲み物を置く

僕は後ろからギュッと彼女を抱きしめる

「歩、しばらく会えないね」

「うん、私も渡したいものがあったから来てくれてよかった」

そう言って振り返った歩の唇にキスをする

軽く触れるだけのキスから、次第に求め合うように

唇をこじ開け、舌を捻じ入れると歩が

くぐもった声を出す

んんっ ハァハァハァ

何度も角度を変え、求める

唇を離すと歩はトロンとした目でボクを見ている


ああ たまらない


そのまま部屋着のワンピースを捲り上げようとしたら


「待って…」

「どうしたの?」

「その…お母さんが下にいるから…これ以上は」


「歩はこのままでいいの?僕が欲しくないの?」


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