第8章 chapter8
〜次の日 烏野バレー部では〜
「ぬぉあああ!何だそれはーーー!」
田中さんがいつもより更に暑苦しい
「ツ キ シ マ くん! どういうことなの?
は?俺に何の断りもなく、他校の彼女って何それ?」
「何で田中さんの断りがいるんですか」
「うわー!俺も見たかった!翔陽、月島の彼女ってどんな子なの?」
西谷さんが日向に聞く
「んー…んー…パッション系?」
「は、ナニソレ?意味わかんない」
僕はジロリと日向を睨む
「ご、ごめんって!でも見た目で言えば清水さんに近い気がします!谷地さんよりは清水さんっぽい」
「ぬぁーーにー?!ますます許せん月島!」
「ほんと何お前?なんなの?!潔子さん似の美女だと?!」
田中さんと西谷さんが喚く
後ろから菅原さんが
「あー、確かにね!清水を少しボーイッシュにしたような」
と口を挟んでくる
「分かる分かる!エロさを和らげた清水!」
澤村さんまで…
この人たち…
後ろに物凄い形相の清水さんが立ってるのは
教えてやらない
はぁ…あほらし
歩のエロさなんて誰にも教えてやんない
ボクだけ知ってればそれでいい