第8章 chapter8
ー歩side
あーもう!
今日は部活オフだから片付けだけしたら帰ろうと思ったのに
及川先輩…
本当何考えてるんだろうあの人
『本当気をつけなよ』
蛍君の言葉が甦る
気をつけてるもん!今日のはギリセーフ!
心の中で弁解する
今日は蛍君と会う約束
多分まだ部活だから烏野まで迎えに行こうかな?
驚くかな?
迷惑じゃないかな?
と言いつつ、本当は他校の彼女がいる!
ってちゃんと主張したいだけなのかも
独占欲強いのかなぁ私
でもあんなに格好いい蛍くんが悪いよね
毎日あの声を聞いて学ランの蛍くん毎日見てるなんて
ほんと烏野の生徒羨ましすぎる
電車を乗り継ぎついに烏野高校まで来てしまった
勢いで来たはいいけど、これってどこで待ってるもの?
体育館まで行ってもいいのかな?
いや、他校の生徒が勝手に入っちゃだめか
校門で待ってるのが正解?
校門の前でウロウロしていると
「ふぇ?あ!橘!!」
「ひなたーーーーー!!!」
アウェイに日向の安心感たるや(笑)
「月島?多分もうすぐ来ると思うけど呼んでこようか?」
「いや、いいいい!勝手に来たの私」
「だろーな!そんなんじゃ驚かねーよ!だってお前はなんせ合宿に!
「本当恥ずかしいから言わないで!!
校門の前で日向と盛り上がっていると
「なっ!日向!もしやお前の彼女?!」
「いや、こんな美人日向の彼女なわけないべ。落とし物拾ってくれた親切なお姉さんだろ」
「あ、キャプテン、スガさん違いますよ!この子は月島の彼女です」
!!!!!!!!!!
ツーキーシーマー!!!!!