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PARADOXXX(ハイキュー)

第4章 chapter4


翌日学校 日本史の授業中

「ねえ…歩なんかこわくない?」

「わかる、鬼気迫るペン捌き」

「どんなモチベで日本史受けてんのあの子」

友達が笑いながら口々に言う。

何とでも言いなさい 私は最強の勉強ヅルになるんだから

いつかまたノートを貸す日のために…




仕事はキッチリしたいから 今日は遅くまで残って過去のマネージャーの日誌を読む

気づけば下校時刻を過ぎていた

慌てて昇降口に行き、ローファーを取り出そうとした時


「おーい歩チャーン!遅くまでご苦労様」


及川先輩が後ろから走ってきた


「及川先輩お疲れ様です 過去の日誌読んでたらこんな時間になっちゃって。先輩は?」

「勉強熱心だね〜 俺?俺は進路のことでちょっとね。自転車通学だよね?自転車のとこまで話しながらいこう」

私たちは下靴に履き替え歩き出した

「いやほんと歩チャンが入ってくれて良かったよ。正直マネってさ、俺みたいなイケメン選手見てキャーキャー言うのが仕事って思ってる子いるからさ。歩チャンは真面目にやってくれるし、バレー経験者だし頼りにしてるよ」

「ありがとうございます」

「で、合宿はどうだったの?」

「国見も金田一も同年代の仲間と切磋琢磨出来て有意義だったと思います。特に国見は無口なんで誤解されやすいですけど、終盤はかなり馴染んでたと思います。私もまだまだですけど、色んな仕事を同時に…


「じゃなくて?」

「え?」




「烏野のメガネ君とどうだった?」



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