第3章 chapter3
それにはさすがの監督もギョッとした
「え、いや、サポート選手もいるから、特にマネージャーの要請は…」
「誰よりも正確にスコアつけます!誰よりも上手くテーピング巻きます!誰よりも絶妙なドリンク作ります!お願いします!トイレ掃除でも何でもします!頼んでください!白鳥沢に!私マネージャーとして成長したいです」
橘はマジだ
そんなにしてまで、誰に会いに行くの?
誰が君をそんな風にさせたの?
てか普通に考えて絶対断られるだろうと思ったら
鷲匠先生は
「構わんよ」って言ったらしい
構えよ、呼ばれてもいない合宿に殴り込みなんて
そんなやつ聞いたことねーわ