第3章 chapter3
1年生が監督に集められた
「今度宮城の優秀な1年生を集めて白鳥沢で合宿という話が来ている。うちからは2人だ、国見、金田一。おめでとう、頑張ってこいよ」
正直合宿とかだるいし面倒だし でも…
「すごいじゃん!国見!優秀な1年の合宿だって!」
君が喜んでくれるなら まぁなんか行こうかなって
でもその後 思い知らされることになる
君の瞳に俺は映ってないってこと
「県内の他の学校って誰が来るのかな?」
は?何で?どうしてそんなこと聞くの?
青城以外の1年なんて知らないはずだよね?
どこで誰と知り合ったの?
監督は特に訝しがる様子もなく淡々と名簿を読み上げる
「あー、ここに名簿があるけど 白鳥沢は五色と…
で、烏野は月島だそうだ」
橘の顔を見た
見たことのない顔をしていた
それから耳を疑うことを言い出した
「私も!私もそれ!行っていいですか?!」