第3章 chapter3
俺たちは春高準決勝で敗退した
にも関わらず橘はマネージャーになることを
快く引き受けてくれた
あの日試合を見てくれた君の瞳に
俺はどう映っていたのだろう
放課後 部活にいくと
及川「歩チャーーーーン!及川さんがいるうちにマネージャーになってくれてありがとー」
岩泉「いや、もう引退してんだろがクソ川」
と予想通りの感じになっていた
及川さんは俺の肩に手を回しながら
「歩チャンまじで可愛いね、さすが国見チャンの推し」
とからかってきた
俺がウザそうに睨みつけると小声でボソッと言って立ち去った。
「でも…早くやる気出さなきゃ他の男のモノになっちゃうよ」
マジの目だ
分かってるよ、俺だって