第1章 世界をみたくはないか?
「だからお前を船から出したことはなかった。陸に船を泊めたときにはお前を例
え船の甲板にさえださなかった。」
酒をゴクリとまた飲んだ。
パパが私を閉じ込めることを一番嫌がっていることを知っている。
だが、それをするのは仕方がないのだ。
##は強い。
海の水を巧みにあやつれる。
それは悪魔の実の能力者の弱点の海水をあやつれる、となる。
しかし陸では水がないからなにもできない。
それも含めてパパは話しをしているんだとおもった。
「でも、私は楽しいよ?エースもマルコもサッチも…パパたちと、みんなといれ
て本当に幸せだよ」
外の世界を見れないぶん、机の上で必死に勉強していた。
##の実際に経験できる場所は船しかなかった。
だから机上でこの世界の理論を学んだ。
おかげで賢くはなったが、経験が不足している状態である。
学べることはこの船の船員と本からだけ。
「お前を赤髪に預けようとおもう」
「赤髪?パパと同じ四皇っていう…会ったことあったっけ?」
「いや、お前はないだろう。」
「そうするとこの船のみんなと離れなきゃいけないの…?」
「まあそうだろう。明日赤髪がこの船にくる。俺も悩んだんだ。それで話すのが
遅くなった」
「向こうにはまだなにもいってねぇ。まだ確実に行けるわけじゃねえ」
グララララ、と寂しそうにわらった。
パパは本当に私のことを考えているんだな、と痛いほど感じた。