第1章 世界をみたくはないか?
「戦えるよい。」マルコが答えた。赤髪のクルーたちはマルコに目線をやった。
「海の水、つまり液体をあやつる。海水となれば悪魔の実の能力者にとっては致
命傷だよい」
「ああ…」エースが苦笑しながら言う。「俺と##は互角ってとこだな」
赤髪たちは目を丸くし感嘆した。
「強いのはいいが、きっと筋肉ムキムキの女なんだろう…」げんなりとした面持
ちで赤髪のクルーたちは囁きあっていた。
シャンクスも同じことを考えていたらしい。
「強い女なら歓迎する。さすがは白ひげの娘だ。」シャンクスは続けた。「だが俺は美人しか乗せねえからな。遠慮しておくぜ、白ひげ」
悪戯していた子供のような笑いを浮かべながらシャンクスがいった。
「グララララ。そうか。」白ひげも悪戯っ子のように笑う。「かわいいと思うんだが、残念だ。##、ドアに隠れてないで来い」
赤髪たちはさっとドアをみた。
あの白ひげの娘だ。どんなのだかもの凄く興味があった。
キキーッ
静かにドアがあいていく。
「パパ…………」
白を基調とした生地にいろとりどりの花柄がついているワンピースにつつまれている少女が、スカートの裾をはためかせながらシャンクスたちの前を駆けていく。