第1章 例のあの部屋シリーズ① 不死川兄弟の場合
「うう、出るっ…!」
玄弥のモノが一際大きく膨らんだかと思うと口内にほろ苦く生暖かいものがびゅるるっと勢いよく注ぎ込まれる。
玄弥が小刻みに震え、その度にドクドクと流し込まれる体液の量が余りにも凄く、とうとうは口を離してしまう。
「けほっ、かはっ……ちょっと…」
咳き込み、口の端から玄弥の吐き出した欲情の証拠がつつっと零れ落ちた。
「オメェ…やるな、イかなかったのか。それに比べて玄弥、テメェはよォ」
「兄貴!ごめん!でもどうしよう!!収まらねぇ!!」
「……」
実弥が目をやるとそこには確かに1ミリも衰えてない玄弥が、まっすぐとそびえ立っていた。
「童貞すげぇなオイ」
ハァハァと息も絶え絶えで床に転がるを仰向けにし、後ろから抱えると、無理やり足を開かせた。
「ちょ、これは、洒落に……!」
そのポーズから、この流れから、次に何をされるのか、火を見るより明らかだった。
「お願い、やめ、ほんと…」
首をイヤイヤと振るが、凄い力で抑えられ、まったく身動きが取れなかった。
「玄弥、ほら、ここに入れてみろ」
クパァと2本の指での大事なところを正面から開いてみせる。
屈辱的なポーズに涙がまた溢れそうになった。
「名前、もう一度教えてくれ」
「私は…」
「すまない、」
言うや否や、反り返るほどそそり立つ己の先端を、の割れ目へとめり込ませる。
「上手いじゃねぇか、そうだそのままゆっくり入れろよォ」
本当は一気に貫きたかったが、兄の言う事は絶対だ。ギリギリのところで自分を律し、少しずつ、みちっ…みちっ…と進めていく。
後ろからの耳元で実弥が囁いた。
「ほぉら、よく見てろよォ。俺の大事な弟の初めてを貰えるんだぜ」
は目を背けていたのにそんな事を言われてつい目をやってしまう。背後から足を開く形で固定されているのだ。丸見えである。目に飛び込んできたそれは、自分の身に起きているものとは思えないぐらいの卑猥な絵だった。
殆ど入ったところで、ゆっくりと玄弥が前後に動き出すと、快感は今までのものとは全く比較にならないほど巨大なものになった。