第24章 暴走
ローが傷だらけの体で起きあがろうとするのが見えた。遠目からでもひどい深手を負っていることが分かる。
まずいわね。私たちは絶対に彼を失うわけにはいかない。
まだ目的は達成していないのだから。
「レオ、一旦落ち着いて。隙を見てトラ男くんを助けましょう。マンシェリー姫のチユチユの実なら、彼を救えるはず...!!」
彼を助けるためには、私たちはドフラミンゴの間合に入ってはいけない。正直、この距離がぎりぎりだった。少しでも気配を察知されれば、あの男は瞬く間にこちらにも攻撃を仕掛けてくるだろう。
ドフラミンゴがアウラに近づき、軽々と持ち上げるのが見えた。苦しそうにもがくアウラ。
「ロビランド...!!」
「ええ!わかってる...!!」
闇雲に戦って勝てる相手じゃない。あの男と互角に戦えるのは限られた者だけ。私たちがここで出ていっても無駄死にするのが分かっている。
───だけど、このままだと…!!
徐々に力を失いっていくか弱い腕を焦る思いで見つめる。そして、いよいよどうしようもないと思い、能力を使おうとしたその時。
私はほっと息を吐いた。
───この状況を救ってくれる希望の光が現れたから。