第12章 アウトサイダー
「おいルフィ正気か!?!?」
そう、これはあたしが踏み込んではいけない話で。
「こんな得体の知れねェスリリング野郎と手を組んだ日にゃおれァ夜もオチオチ眠れねェよ!!」
これは、船長同士の大事な話だから。
「やめましょう!!ルフィ!こんな危ない話に乗るの!!」
口を出しちゃいけない。
「だいたいまだ『四皇』を視界に入れるなんて早すぎるよ!!戦えるわけない!!」
…じゃないの???
あたしは切れっ端にひっくるまりながら、目をパチパチさせてみんなの様子を見守っていた。
ウソップもナミもチョッパーも言いたい放題。
…総じて反対、みたい。
まあでも今の時点じゃあみんなの中のローの印象って最悪だもんね。その気持ちは分からないでもない。
だけど、そんな彼らの反対では、ルフィの意思は変わらないようだった。
もう決めたと言わんばかりにニッカリ笑って、
「"海賊同盟"なんて面白そうだろ!」
ローの提案をのんだの。