第22章 唯一望んだもの(‪‪❤︎‬)

「そんなの…むしろ、私ぐらいだよ、ライトくんについていけるのなんて。私は…ライトくん、あなたを愛し抜く」



私の心がそう決めたんだもの



「……くくくっ。やっぱりキミは面白いね。キミみたいな変わった子、愛せるのはきっとボクしかいない」



ライトくんが可笑しそうに笑い、そして愛おしそうな顔で私に微笑む。



「ボクのことを愛して、ついてこられるのはキミしかいないのとおんなじさ。ボクもキミを…愛してる。誓うよ、永遠の愛を、ね。もう、離さないよ…」



ゆっくりと唇が重なる。



「(永遠に…)」



「もう絶対に、キミからの愛を無くさない。薬なんか使わなくたって、キミがボクを愛してくれてるのが痛いほど分かったから」



「今度こそ大事にしてね。また試すような真似してわざを私があげた愛を手放したら、次は本当にライトくんのこと嫌いになっちゃうよ」



「何度も言うようだけど、例えボクが手荒な真似をしても、キミはボクを嫌いになんてなれないと思うな」



「じゃあ…ライトくんがくれた愛を拒絶して、私からの愛は返さないようにする」



「んっふ…お花ちゃんってば意地悪だなぁ。でもキミからの愛をもらえないのは嫌だから、気をつけることにするよ」



また唇が重ねられたその時、赤い糸のようなものが現れ、私とライトくんを繋いだ。



「(赤い糸？私とライトくんを繋いでる…。)」



「ねぇお花ちゃん、好きだよ」



「うん…私も好きだよ、ライトくん」



「んふふ」



ライトくんは嬉しそうに私の顔を両手で包み込み、チュゥッと唇にキスをした。



舌を絡め、だんだんと深くなるキス。鼻で息をするも苦しくなり、ライトくんの胸を押し返す。



「あ…ん…ら、ライトく…ちょっと待っ…」



「ん、んっ……ちゅ、ちゅ、ちゅぅー…」



「ンン……ッ！」



「はぁ…チュッ…んんっ…チュッ…」



「あぅ…ン…っ…はぁ…あ…んぅぅ…ッ」



「ふふ、お花ちゃんは泣き虫だね。ボクとのキスが気持ちよくて泣いちゃったの？」



「！」



「キミの綺麗な涙、おいしそう…。舐めてもいい？」



「え……んっ……」



「ちゅっ…。お花ちゃんの身体から溢れるものは全部甘いね」



「っ〜〜〜〜！」



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