第22章 唯一望んだもの(‪‪❤︎‬)

「はな…離して…っ！」



「無駄だよ。キミの弱い力じゃボクには敵わない。抵抗したって、離してなんかやらない」



「やめてよライトくん…！」



震える声で懇願するも、ライトくんは無表情で私を見下ろす。その時、ふとライトくんの目が机に向けられた。



「何あれ？…クッキー？」



「！」



「……………」



微かな反応を見せた私に、ライトくんの視線がこちらに戻され、怒気を含んだ静かな声で言った。



「ねぇ、あのクッキー…誰にあげるつもりなの？シュウ？」



「えっ……」



「やっぱり…そうなんだ。綺麗にラッピングまでしてさ…本気で、好きになっちゃったの？」



「…ライトくん」



「キミはボクのモノだって言ったじゃないか。なのにどうしてシュウなんだよ…」



どこか辛そうな顔を見せるライトくんに戸惑い、なんて声を掛けていいか迷う。



「ねぇお花ちゃん…ボク以外の男に目移りしていいと思ってるの？」



そして彼は私の唇に触れた。



「や、だっ……」



「ボクに触れられるのが泣くほど嫌なんだね…それはボクが苦手だから？」



「ち、違うよ…苦手とかじゃ…」



「いいよ、もっと啼きなよ」



「え…？」



「刺激が欲しくて、わざわざ薬を飲ませたんだから、しっかり啼いてもらわなきゃ困るんだ」



「薬!?」



「ほら、早く抵抗しろ！」



服が更に破かれ、なんとかして逃れようと身を捩るも、手をライトくんに押さえつけられていて、思うように逃げられない。



「もっと抵抗して、もっと嫌がれ。お花ちゃんのことだからどうせさあ…一旦吸われたら…キミの本能が抗えなくなっちゃうんだからさ？……はっ……んんっ!!」



「い…いや!!」



首を吸われ、必死に抵抗する。



「……んっ……はあっ……いいよ！そうだ！そうやってもっと暴れなよ！あっはは!!」



「やあっ！離して…！」



「……んっ……んん……いいねえ……いいよ、その顔……。もっとボクによく見せてよ…」



「い、いや…！た、助けて…シュウさんっ!!」



「！！」



「っ…う、うぅ…ひっく…」



「……………」



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