第16章 呪われた花嫁
「(…なぜか喜ばれちゃった…)」
「それじゃあ、どこからチェックしていこうかな」
「っ……!?何するの…!?」
「見れば分かるでしょ?身体検査だよ…んふ。」
「(動けない…!)」
後ろからライトくんに抱き留められ、逃げようとしても体が動かなかった。
「ほおら。見てご覧。鏡に映ってる自分の姿…どうなってる?」
「や、やめ…」
「フフ…ボクにスカートをまくられて…もうちょっとで下着が見えちゃいそう」
「や…めて!!」
「おっと、暴れないでよ?ここからが本番だ」
「っ……く!」
首を押さえられ、息苦しさに顔をしかめる。
「そうそう。ボクにとってキミの首を捻ることは造作もないこと。覚えておいてよ」
「っ…………」
「可愛いよ。お花ちゃん。さて、それじゃあ邪魔っ気なこのスカートは取り払っちゃおうか」
「あっ……!!」
ビリッとスカートが破け、ストンと床に落ちた。ブラウスの裾で少し隠れているものの、下着はライトくんに見られてしまった。
「わーお、お花ちゃん。すっごくセクシーでキュートな下着だねえ。やっぱりレースがついてる」
「やっ…!信じられない!ライトくんの馬鹿!み、見ないで…!」
「隠さなくたっていいのに。その下着も可愛いよ。お花ちゃんってカンジがしてさ」
「全く嬉しくない!!」
ぶわっと顔を赤くし、恥ずかしさで死にそうになる。涙を浮かべて嫌々と首を振る私に、ライトくんは嬉しそうな顔をして、私の米神にキスを落とした。
「っ、やめて……っ」
「ちゅっ。」
「やだってば…!」
「ふふ……んー……チュッ」
「(人の話聞いてよ…!)」
嫌がる私の反応を愉しむように、ライトくんは耳や頬に軽くキスをする。
「んっ……あ……」
「嫌がってる割に気持ち良さそうな声でボクを誘うね。このまま襲いたいくらい」
「ダメに決まってる…っ」
「こっちもチェックしなくちゃね」
「(ブラウスまで…!)」
「んふ。今のところ、ボクのお花ちゃんが汚されてる形跡はないみたいだ…」
「っ………!」
「この…白い太ももにも…脇腹にも…そして、胸にも…」
「………やっ!!」
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