第14章 愛しの"アノ人"
「っ……!?やめて…っ!」
ドンッとライトくんを突き飛ばす。
「痛っ」
「あ、ご、ごめんなさい…!」
スッとライトくんの目つきが変わる。
「…今の痛みの分、お仕置きしないとね?…何して遊ぼうか?」
「で、でも…ライトくんが急に…」
「言い訳はいいからさっさとこっちに来いよ」
「っ………!」
口調が砕けたライトくんに怖くなり、私はシンクの上から無理やり下ろされる。
「後ろ向いてドアに手ついて」
「え…?」
「お花ちゃーん、聞こえなかったの?」
ビクッと体を跳ねさせ、ライトくんの言う通り、キッチンのドアに後ろ向きで手をつく。
「んふ。いい子いい子…」
「んゃ…っ!?」
「こうやってピッタリくっ付いて、ボクに後ろから胸を優しく揉まれるのはどう?」
「ぁ、んっ!や、やだライトくん…っ」
乳房を柔らかく包み込み、優しく揉んだ。耳に唇を寄せて、軽くキスを繰り返すライトくん。
「んっ…ちゅっ…っはぁ…ちゅっ…ちゅっ」
「ひっ…んっ…あぅ…んっ…ん…」
「お花ちゃんは苦手な男にこうやってキスされながら胸を揉まれて感じちゃう、えっちな子なんだね。そういうの、すごく興奮するよ」
「違っ…やぁ…っ…やめ、て…っ」
「優しく揉まれるのが好き?それとも少し強めに揉まれるのが好き?」
「ん、ふっ…あっ…あっ…んっ」
「お花ちゃん、聞いてる?」
乳房を優しく揉みしだく手つきに、気持ちよさが押し寄せ、ライトくんの言葉が耳に入らない。
「ひとりで楽しんでないでボクも混ぜてよ」
「あっ!?んっんぅ…!」
「あはは、すごい声!そっか、お花ちゃんは少し強めにされるのが好きなんだ!」
柔らかく揉んでいた手が急に強く揉まれ、思わず大きな声を出してしまい、慌てて抑える。
「本当にやめて…っ」
「えーこんなに気持ちいいのにやめちゃうの?お花ちゃんだって満更じゃないクセに♪」
「ライトくん…」
「そそるね、目がとろんってなってるよ。お花ちゃん、キスしよう?顔、こっち向けて?」
「えっ……んんっ!」
「んっ……チュッ」
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