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終わらない愛があるとしたら【ドS吸血鬼】

第12章 誤解とすれ違いの誕生日(‪‪❤︎‬)



「おい地味子…これは一体どういうことだ…?」



「えっ……?」



「なんでオマエの身体から、ライトの匂いがするんだって、聞いてんだよ!!」



「っ…………」



「やっぱり、オレが寝てる間に血吸わせてたってのか!?」



もしかしてさっきの…?



「違うよ…!!」



「だったらなんでこんなに、オマエの身体からライトの匂いがするんだよ!?言えよ、アイツと何してた。こんなに匂いがつく距離で一体何してたんだ?」



ライトくんと会ったことを話したら買い物に行ったこともバレちゃう。やっぱりプレゼントのことは秘密にしておきたい…。



「何もしてないってば…」



「言わねえつもりかよ…だったら身体に聞くまでだ。ほら、来い!」



「や……っ!」



「うるせえ!!……んんっ……」



「あっ!んや……っ!」



「…チッ…こんなに…ライトの匂いさせやがって…!!……んっ!!」



「ア、アヤトくん!やめて…!」



乱暴に血を啜るアヤトくんに怖くなって泣きそうになる。



「許さねえ……っ!んんっ……!」



「い……や……っ」



「っ……抵抗すんな!!」



どうにかして引き離そうとするもアヤトくんに更に抱き込まれ、血を吸われる。



「ライトにもこんな風にやらせたのか?なあ!?」



「ち、違っ……!」



「……んんっ……っは……」



「アヤトくん、痛っ……!」



「はっ……痛くしてるんだよ!」



「やだ…やだやだ…っ」



「泣けよ。泣いてもやめねぇけどな」



するとプレゼントの箱が床に落ちた。



「っ……やめて!!」



「っ………!!」



アヤトくんの手を振り払い、床に落ちたプレゼントの箱を拾う。



「(良かった…箱は潰れてない…)」



「……っ……。……なるほどな。」



「え……?」



「それが、オマエの答えか。……よくわかった。」



「(あ……。アヤトくん…今、一瞬すごく悲しそうな顔を…)」



まずいと思って慌てて弁解する。



「違うの!あ、あのね…実は私…」



「話しかけんな!!」



「っ………!!」



怒鳴り声に思わずビクッと身を竦める。



「…オマエのことなんて、もう…知るかよ!……チッ……」



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